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「建築都市デザイン学部は新設とのことですが
どのような特徴がありますか?」

建築都市デザイン学部は、現在、工学部にある「建築学科」と「都市工学科」の2学科を集約した学部として構成されています。
この2学科は、90年前の本学創立期にルーツを持つため、必ずしも《新しい学部》というイメージはないかもしれません。
ただ、建築・都市という名称を際立たせることで、従来よりも高等学校、受験生からは学びが見えやすくなると思います。

学部名に《デザイン》の名称を組み入れたのも大きな特徴です。
建築学と都市工学とを合わせて《建築都市》と呼ぶのではなく、デザインという言葉を加えて、両学科から構成される学部の方向性を示す。
これまでの学問体系を越えて、都市をデザインする哲学、美学、技術についても学んでほしいというメッセージを込めています。

「昨今は建築系学部を開設する大学が目立ちますが
違いはありますか?」

確かに。このところ建築系学部が開設されるようになったのは、そもそも建築が扱う領域が、工学の範囲には収まりきらないからです。新学部は、それに加え、建築学科と都市工学科が手を結ぶことにより、建築や都市が抱える様々な課題に積極的に取り組んでいくことを目指します。なお、本学には、都市生活学部や環境学部など、他にも《都市研究》をテーマにした学部があり、それらも含めれば、扱う領域は他大学よりもはるかに広いと思います。


「建築都市デザイン学部では
何を学ぶことができますか?」

建築都市デザイン学部の人材養成及び教育研究上の目的は、建築・都市工学の専門能力や、デザイン能力を含む問題解決能力を備え、社会の可能性を拡げることができる人材の育成です。
「建築学」と「都市工学(前身の土木工学は英語ではcivil engineering)」の共通領域である都市デザイン系の科目は現在8科目ですが、学部となることでこれまで以上にデザインに関して学ぶことが可能になり、「建築都市デザイン」に関わる共同研究のチャンスも増えることでしょう。


高校生へのメッセージ

理系の学部学科であることには変わりなく、入試は従来通りです。2学科別枠で行うことも変わらない。ただ建築や都市をつくる上では哲学などの人文科学にも親しんでおくことが欠かせないです。
高校ではすべての科目、特に国語、歴史なども重層的に学んでほしいですね。
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